今年もアイドル楽曲大賞2016に投票できなかった

また今年も間に合わなかった、というよりは間に合わせる気も、投票する気も、なんなら毎年代わり映えの無い集計結果を見る気も無く、1年を振り返る良い機会になっているだけ、っていう人はかなり居るはず… 面倒なのでメジャー/インディーの区別は付けてません。

 

8位 Make noise / HKT48

雑に括るとUZA、Escapeの系譜。主張しまくるシンセリフが致命的にダサくて胃もたれしそうになるんだけど、サビのメロが好きでしばらくこればっかり聴いてた時期があった。作曲の外山大輔は混ざり合うもの、編曲の佐々木裕はハイテンション、行くあてのない僕たち(後述)、と個人的ヒットを飛ばしまくって2016年で一気に存在感を増した印象。おフザケを封印した指原莉乃宮脇咲良とか兒玉遥以下を従えてガチでパフォーマンスする画からは若いメンバーからの絶対的な信頼みたいなものが見えたし、たまらなく格好良くてPVも何度も観た。

 

7位 行くあてのない僕たち / 乃木坂46

しょうもない4つ打ち合唱曲モドキを連発して、表題曲などすっかりお飾りに成り下がった乃木坂だけどc/wでは滑らないのが流石と言うか何と言うか。歌唱メンバーはこの15thでアンダーに落ちた井上小百合伊藤万理華の2人。なんとなく陰を背負ってそうな2人の雰囲気は曲の雰囲気とマッチしていて結果的には正解なんだけど、実際のところは「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」がハマったしショートムービーの続き作ったろか、っていう企画先行の人選かと思う。両曲とも秋元康喪男らしい暗すぎる別れ・逃避行の歌詞が利いているのに、映像はそこからズレまくったシナリオで嫌いだった。そもそも楽曲のPVにドラマを挿し込む昨今の風潮が…とか言い出すとブレるのでそれはいつかの機会に。

 

6位 Dancing Again / STEREO JAPAN

ステレオに持っていたイメージを良い意味で裏切られた1曲。どっかで聴いたことある?マネージャーがつばさレコーズ出身でやっぱりクズ?そんなの関係ねえ!と言えるくらいには強い。2017年の目標はステトー現場に行くこと。

 

5位 Cry Out / PassCode

2016年のキーワードの一つに「沸き」があると思っているんだけど、そちらの代表格グループ。メジャー1発目のこのシングルは3曲ともめちゃくちゃ高いレベルで纏まっていてどれを選出しても恥ずかしくない。イマイチ楽曲的な側面を評価されないのはピコリーモというジャンルの特殊さと、現場でのハッカーの悪行ばかりがクローズアップされがちだからか。

 

4位 参枚目のタフガキ / 私立恵比寿中学

言うまでも無くBorn Slippyの強烈パロディ。まっすぐなんてのは乃木坂に任せておけばいい。エビ中の本質はこっち側。他のグループがこれをやるとお寒い事態になるのが目に見えているのに、きっちり成立させるところが格好良い。勿論それはCMJKのゴリッゴリのガチミキシングによるところが大きいんだけど、「Shouting Mega mega White thing Mega mega」を「プリ画は盛りめデカ目デカ目が」に訳せる日本人はたぶん全国どこを探しても前山田健一ただ1人だと思う。この曲こそディレクション風景を公開すべきだった。

 

3位 誰よりも高く跳べ! / けやき坂46

楽曲大賞では同じ「欅坂46」として纏められてしまっていたけど、今のところ明確に別グループとして動いているひらがなけやきの1曲目。ベースがブリブリ動いて気持ち良い、チャラめのディスコ。野中"まさ"雄一は近年48でパッとしない印象だったけど、いきなりこんな良い曲もらってしまって大丈夫なのかと心配になる。トップチームの方が完成度の高いパフォーマンスでブイブイ言わせている一方で、あまりに頼りなさ過ぎるダンスとお世辞にもアーティスティックとは言えない振付けは明らかにカウンターを狙ってのことだと思う。メンバー個々について掘り下げるのはここでは止めるけど、ももクロ由来の物語性を重視するオタクならば、2017年追ってて楽しいのは間違いなくこちら。荒削りすぎるのにどこか安心できるのは計算されつくしたPV作りにあって、暗がりの体育館で制服を着て踊らせればそれなりに成立する、ご存知制服のマネキンメソッド。福岡のロコドルが露骨にパクって叩かれたとか叩かれてないとか。あと地味にロケ地が未確認中学生Xと同じ(だよね?)。エビ中も欅坂も母体はソニーミュージック。多分ここまで深読みすぎる妄想。

 

2位 未知とのSo Good!! / マジェスティックセブン

3B juniorの派生ユニット。天才・吉田哲人作編曲のキラキラエレクトロって時点でランクインしない理由が無い。同じアルバムに入ってる「友情のPlanet」も、そもそもアルバム全体がインディー流通とは思えない完成度の高さ。スタダを追ってればいくらでも観る機会のあった3Bjrだけど、いわゆる研究生クラスを追い始めるととんでもない底無し沼に嵌る気がして見て見ぬふりをしていたのが悔しい。

 

1位 二人セゾン / 欅坂46

2016年は欅坂の年って言ってしまって良いでしょ?サイレントマジョリティーの衝撃をそのままに、きっちり季節に沿って2発目も3発目も外さない凄さ。作編曲のSoulifeは乃木坂のc/wでコンスタントに凡曲を生産してた印象しか無かったけど、こういう球も投げられるんじゃん… と驚かされた。(上の3Bjrのアルバムにもリーフシトロンの2曲で参加してる)個人的には00年代に流行ったいわゆる乙女ハウスの流れを汲んでいると思っている。ジャンルのキーワードである「ソウルフルだけど太すぎない女性ヴォーカル」「ピアノやストリングス、アクセントとしてブラジリアン、ボサノヴァっぽいアコギ」「キャッチーなメロやコードを前面に出す曲作り」…ほら、そうでしょ。当ブログではStudio Apartmentの名曲・Beautiful Sunrise のインスパイア説を引き続き唱えていきます。