チームしゃちほこ ホールツアー2015 さきどりハロウィンパーティ~あそんでくれないと踊っちゃうぞ~@アクトシティ浜松

思えば安藤さんの長期休養はこの日から始まったんだった。そこに居ないのに、結果最も存在感を出していたのは安藤さんという不思議な公演だった。*1

グループの歴史を変える一大イヴェントのはずのしゃちサマでドン滑り、ここでも滑るようではいよいよ失望するなあ、と期待よりも不安ばかりを抱えて観たわけだけど、終わってみれば凄く良いライヴで一安心、エビ中に傾き気味だった気持ちを繋ぎ止めてもらえて浜松まで出向いた意味があったと思った…のは昨年10月のお話。気付いてしまいました。チームしゃちほこはホールクラスの箱でしか輝けない。

他のグループと比較したときに見えてくるしゃちほこらしさ、しゃちほこの強みは「最大瞬間風速」です。最近少しずつシリアスな楽曲も増えてきてはいるけど、結局のところ能天気な歌詞が乗った浅野尚志のアッパーな曲と、オタクに振りコピを強要して生まれるトチ狂った一瞬の盛り上がりこそが持ち味。

メンバーは賢いので、自分たちはこのスタイルでやっていかなきゃいけないんだ、というのを何となく察していて、毎回可能な限り客席に近づいて煽ったりレスを送ったりしています。「(グループの規模が)大きくなってもいつまでもみんなの近くに居たい」というのは綺麗事の常套句だけど、しゃちほこに限ってはガチでやっている気がする。(客に絡みすぎて曲終わりにステージに戻ってこられない、ということが度々ある)

とは言え、そんな気の違った盛り上がりはアリーナ/スタジアムクラスでは会場全体に波及しない。抱きしめてアンセムの振りコピを汗だくで真剣にできる羞恥心を捨てたオタクが2万人は集まらない。派手でクールな格好良い演出も、曲始まりが「一度は乗りたいグリーン車」じゃズッコケる。人間五十年、アイドル五年。メジャーデビューをスタートとしてもあと1年半。DNA狂詩曲やCONTRADICTION、アンコールの恋や誘惑したいやのような曲を一刻も早く世に出さないと間に合わない。ええじゃないかええじゃないか言っててもガイシホールよりデカい箱は埋まらないんですよ。

…とここまで自分の思いを書いてみたものの、実は別にこのままでもいいんじゃないか、とも思っています。ふざけてばかりのグループが局地的に物凄く熱いライヴを演る、スーパーサブ的な働きでジャイアントキリングを起こす(タイナマイト)、そういう形も格好良いんじゃないかと。2016年の店長の舵取りに期待しています。(たこやきレインボーも今のところしゃちほこの系譜を辿っているように見えるけど大丈夫?)

*1:復帰決まりましたね。待ち侘びた。