今年もアイドル楽曲大賞2016に投票できなかった

また今年も間に合わなかった、というよりは間に合わせる気も、投票する気も、なんなら毎年代わり映えの無い集計結果を見る気も無く、1年を振り返る良い機会になっているだけ、っていう人はかなり居るはず… 面倒なのでメジャー/インディーの区別は付けてません。

 

8位 Make noise / HKT48

雑に括るとUZA、Escapeの系譜。主張しまくるシンセリフが致命的にダサくて胃もたれしそうになるんだけど、サビのメロが好きでしばらくこればっかり聴いてた時期があった。作曲の外山大輔は混ざり合うもの、編曲の佐々木裕はハイテンション、行くあてのない僕たち(後述)、と個人的ヒットを飛ばしまくって2016年で一気に存在感を増した印象。おフザケを封印した指原莉乃宮脇咲良とか兒玉遥以下を従えてガチでパフォーマンスする画からは若いメンバーからの絶対的な信頼みたいなものが見えたし、たまらなく格好良くてPVも何度も観た。

 

7位 行くあてのない僕たち / 乃木坂46

しょうもない4つ打ち合唱曲モドキを連発して、表題曲などすっかりお飾りに成り下がった乃木坂だけどc/wでは滑らないのが流石と言うか何と言うか。歌唱メンバーはこの15thでアンダーに落ちた井上小百合伊藤万理華の2人。なんとなく陰を背負ってそうな2人の雰囲気は曲の雰囲気とマッチしていて結果的には正解なんだけど、実際のところは「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」がハマったしショートムービーの続き作ったろか、っていう企画先行の人選かと思う。両曲とも秋元康喪男らしい暗すぎる別れ・逃避行の歌詞が利いているのに、映像はそこからズレまくったシナリオで嫌いだった。そもそも楽曲のPVにドラマを挿し込む昨今の風潮が…とか言い出すとブレるのでそれはいつかの機会に。

 

6位 Dancing Again / STEREO JAPAN

ステレオに持っていたイメージを良い意味で裏切られた1曲。どっかで聴いたことある?マネージャーがつばさレコーズ出身でやっぱりクズ?そんなの関係ねえ!と言えるくらいには強い。2017年の目標はステトー現場に行くこと。

 

5位 Cry Out / PassCode

2016年のキーワードの一つに「沸き」があると思っているんだけど、そちらの代表格グループ。メジャー1発目のこのシングルは3曲ともめちゃくちゃ高いレベルで纏まっていてどれを選出しても恥ずかしくない。イマイチ楽曲的な側面を評価されないのはピコリーモというジャンルの特殊さと、現場でのハッカーの悪行ばかりがクローズアップされがちだからか。

 

4位 参枚目のタフガキ / 私立恵比寿中学

言うまでも無くBorn Slippyの強烈パロディ。まっすぐなんてのは乃木坂に任せておけばいい。エビ中の本質はこっち側。他のグループがこれをやるとお寒い事態になるのが目に見えているのに、きっちり成立させるところが格好良い。勿論それはCMJKのゴリッゴリのガチミキシングによるところが大きいんだけど、「Shouting Mega mega White thing Mega mega」を「プリ画は盛りめデカ目デカ目が」に訳せる日本人はたぶん全国どこを探しても前山田健一ただ1人だと思う。この曲こそディレクション風景を公開すべきだった。

 

3位 誰よりも高く跳べ! / けやき坂46

楽曲大賞では同じ「欅坂46」として纏められてしまっていたけど、今のところ明確に別グループとして動いているひらがなけやきの1曲目。ベースがブリブリ動いて気持ち良い、チャラめのディスコ。野中"まさ"雄一は近年48でパッとしない印象だったけど、いきなりこんな良い曲もらってしまって大丈夫なのかと心配になる。トップチームの方が完成度の高いパフォーマンスでブイブイ言わせている一方で、あまりに頼りなさ過ぎるダンスとお世辞にもアーティスティックとは言えない振付けは明らかにカウンターを狙ってのことだと思う。メンバー個々について掘り下げるのはここでは止めるけど、ももクロ由来の物語性を重視するオタクならば、2017年追ってて楽しいのは間違いなくこちら。荒削りすぎるのにどこか安心できるのは計算されつくしたPV作りにあって、暗がりの体育館で制服を着て踊らせればそれなりに成立する、ご存知制服のマネキンメソッド。福岡のロコドルが露骨にパクって叩かれたとか叩かれてないとか。あと地味にロケ地が未確認中学生Xと同じ(だよね?)。エビ中も欅坂も母体はソニーミュージック。多分ここまで深読みすぎる妄想。

 

2位 未知とのSo Good!! / マジェスティックセブン

3B juniorの派生ユニット。天才・吉田哲人作編曲のキラキラエレクトロって時点でランクインしない理由が無い。同じアルバムに入ってる「友情のPlanet」も、そもそもアルバム全体がインディー流通とは思えない完成度の高さ。スタダを追ってればいくらでも観る機会のあった3Bjrだけど、いわゆる研究生クラスを追い始めるととんでもない底無し沼に嵌る気がして見て見ぬふりをしていたのが悔しい。

 

1位 二人セゾン / 欅坂46

2016年は欅坂の年って言ってしまって良いでしょ?サイレントマジョリティーの衝撃をそのままに、きっちり季節に沿って2発目も3発目も外さない凄さ。作編曲のSoulifeは乃木坂のc/wでコンスタントに凡曲を生産してた印象しか無かったけど、こういう球も投げられるんじゃん… と驚かされた。(上の3Bjrのアルバムにもリーフシトロンの2曲で参加してる)個人的には00年代に流行ったいわゆる乙女ハウスの流れを汲んでいると思っている。ジャンルのキーワードである「ソウルフルだけど太すぎない女性ヴォーカル」「ピアノやストリングス、アクセントとしてブラジリアン、ボサノヴァっぽいアコギ」「キャッチーなメロやコードを前面に出す曲作り」…ほら、そうでしょ。当ブログではStudio Apartmentの名曲・Beautiful Sunrise のインスパイア説を引き続き唱えていきます。

チームしゃちほこ ホールツアー2015 さきどりハロウィンパーティ~あそんでくれないと踊っちゃうぞ~@アクトシティ浜松

思えば安藤さんの長期休養はこの日から始まったんだった。そこに居ないのに、結果最も存在感を出していたのは安藤さんという不思議な公演だった。*1

グループの歴史を変える一大イヴェントのはずのしゃちサマでドン滑り、ここでも滑るようではいよいよ失望するなあ、と期待よりも不安ばかりを抱えて観たわけだけど、終わってみれば凄く良いライヴで一安心、エビ中に傾き気味だった気持ちを繋ぎ止めてもらえて浜松まで出向いた意味があったと思った…のは昨年10月のお話。気付いてしまいました。チームしゃちほこはホールクラスの箱でしか輝けない。

他のグループと比較したときに見えてくるしゃちほこらしさ、しゃちほこの強みは「最大瞬間風速」です。最近少しずつシリアスな楽曲も増えてきてはいるけど、結局のところ能天気な歌詞が乗った浅野尚志のアッパーな曲と、オタクに振りコピを強要して生まれるトチ狂った一瞬の盛り上がりこそが持ち味。

メンバーは賢いので、自分たちはこのスタイルでやっていかなきゃいけないんだ、というのを何となく察していて、毎回可能な限り客席に近づいて煽ったりレスを送ったりしています。「(グループの規模が)大きくなってもいつまでもみんなの近くに居たい」というのは綺麗事の常套句だけど、しゃちほこに限ってはガチでやっている気がする。(客に絡みすぎて曲終わりにステージに戻ってこられない、ということが度々ある)

とは言え、そんな気の違った盛り上がりはアリーナ/スタジアムクラスでは会場全体に波及しない。抱きしめてアンセムの振りコピを汗だくで真剣にできる羞恥心を捨てたオタクが2万人は集まらない。派手でクールな格好良い演出も、曲始まりが「一度は乗りたいグリーン車」じゃズッコケる。人間五十年、アイドル五年。メジャーデビューをスタートとしてもあと1年半。DNA狂詩曲やCONTRADICTION、アンコールの恋や誘惑したいやのような曲を一刻も早く世に出さないと間に合わない。ええじゃないかええじゃないか言っててもガイシホールよりデカい箱は埋まらないんですよ。

…とここまで自分の思いを書いてみたものの、実は別にこのままでもいいんじゃないか、とも思っています。ふざけてばかりのグループが局地的に物凄く熱いライヴを演る、スーパーサブ的な働きでジャイアントキリングを起こす(タイナマイト)、そういう形も格好良いんじゃないかと。2016年の店長の舵取りに期待しています。(たこやきレインボーも今のところしゃちほこの系譜を辿っているように見えるけど大丈夫?)

*1:復帰決まりましたね。待ち侘びた。

自習 vol.3(柏木ひなた回)@新木場Studio Coast

メンバー各自が持ち回りで一つの公演をプロデュースするイヴェント。柏木さんの回しかチケットが取れなかった。他の2人(廣田、松野)はそれぞれはっきりしたコンセプトがあったようだけど、柏木回は「まあみんなでわいわい楽しくやろーよ」的な緩い空気が漂っていて、それはそれでらしさが出ていた。

M01. もっと走れっ!!

M02. えびぞりダイアモンド!!

M03. 禁断のカルマ

M04. エビ中一週間

M05. パクチー

M06. 結果オーライ

M07. PLAYBACK

MC1. ジェスチャーゲーム

M08. 出席番号の歌 その2

M09. 踊るガリ勉中学生

M10. 梅

M11. 大漁恵比寿節

M12. Lon de Don

MC2. ご褒美/罰ゲーム

M13. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX

En1. スーパーヒーロー

En2. 売れたいエモーション!

 開演前に校長が登場して禁止事項の説明。「守れない人は容赦なく出禁にしますよ、この中にも一度注意受けてる人居るでしょ」というようなことをサラッと言い放ってて驚いた。現場に行かずともスタダグループを追っているとエビ中のオタクの悪名高さは何となく耳に入っていたりしたけど、統括する人間が出てきて口頭で警告ってそこまでかよ、と。年末のSSAでもとんでもない張り紙を見つけてショックを受けたけど、それについては大学芸会のエントリで。

800番台で入って下手側の小上がり最前を確保。coastは本当に良い箱だと思う。干されレア曲のパクチーを聴けたことが嬉しかったり、出席番号の歌その2では廣田さんのミラクルマジカル歌声変化を目の前で観る事ができたりして興奮した。いや本当にめちゃくちゃ興奮したんだけど、あまりの可愛さとオーラに固まってしまった… 高まりすぎが故に何もできなくなるって本当にあるんだと思った。とんでもないスーパースターでした。

ジェスチャーゲームは今思えばコーナーの体を成していないくらいドン滑ってたけど、そこはわちゃわちゃしたノリと人柄(主に安本さんの)で何とか誤魔化してた。エビ中の冠バラエティが壊滅的に面白くないのってそこが楽屋の雑談レベルから進歩してないからだろうな。勢いで誤魔化しにくいテレビだと粗が見えまくって寒い。(流れ星の仕切りも酷いけど)

そんな感じの手作り感満載の公演。どこまで大人の口出しがあったのかは分からないけど、メンバーの意図や思いがはっきり形となって解るのは面白い。メンバー全員一周した後も、二周三周と続けて欲しい企画です。

アイドル楽曲大賞2015に投票できなかった

今年もまた間に合わなかった…

 

メジャー部門

5位 I.D.O.L.R.A.P / lyrical school

T-Paletteがメジャーで括られるのにはかなり違和感あるんだけど、公式のレギュレーションがそうなっているのでこちらに。2015年は何となく今まで避けがちだったアイドルのラップをよく聴いた年だった。「何でもありのこの世の中で アイドルがラップするからよく聴け」って格好良い。グループ/メンバーへの思い入れは一切無いので誰それが卒業してどう、とかはあまり。

 

4位 Never ever(TJO & YUSUKE from BLU-SWING Remix) / 東京女子流

ヴァージョン違いの中ならこれ。何度か聴いてるうちに案外音が薄いことに気付いてしまったりもしたけど、結局今これが出来るアイドル(じゃなくなったんだっけ…)って他に居ない。

 

3位 ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ / チームしゃちほこ

デンジャラス大凶作なしゃちほこの2015年の中で、唯一この曲だけが救い。浅野くんと言えばベースだけど、この曲はドラムがめちゃくちゃ格好良い。ちなみにしゃちほこ失速の原因はシャンプーハットだと思われがちだけど、あれは佳作。川谷絵音の変態じみた曲を見事にアイドルに寄せたCMJKはやっぱり凄い。本当の戦犯はどう考えてもしまじろうとバカボンのツープラトン。来年はどうか妙な気を起こさず、しゃちほこらしく"堅実に攻めて"欲しいです。

 

2位 嫉妬の権利 / 乃木坂46

歌詞が信じられない位ダサイ。こんなにメロディ乗りの悪い詞は中々無いと思う。

みんなでいる時 あなたが話していた

「House of cards」のDVD すぐに借りてきた

シーズン2まで一気に観終わって

その感想とか語り合いたかったけど…

特に酷いのがここ。詞先で無理やり突っ込んだんだろ?と秋元康のエゴを疑わずにはいられない。じゃあ何故2位か?って話だけど、クソみたいな詞を補って余りあるくらい曲が好み。間奏なんかいかにもHΛLっぽくて超気持ち良い。*1 堀ちゃんとひめたんの2トップに北野日奈子のトップ下、なフォーメーションが新鮮だけどばっちりハマって見えたのも発見だった。

 

1位 キングオブ学芸会のテーマ~Nu Skool Teenage Riot~ / 私立恵比寿中学

1グループ1曲で縛らないと上位5曲が全部エビ中になりかねない位、金八というアルバムが衝撃だった。ギミックだらけのジェットコースター的楽曲ってもう大抵の事はやり尽くされたのではと思っていたけど、Atari Teenage Riotを持ってくるアイドルは見たことなかった。すっとぼけた歌詞にガバキックがズンドコズンドコ鳴る爽快感。昨年のいいくらしと言い、吉田哲人神推しが決定的になった一曲。

 

 

インディーズ/地方アイドル部門

3位 asthma / BELLRING少女ハート

件の夏の魔物映像を観てハマったクチ。オタクが発煙筒焚きながらチャントみたいの歌うシーンはセリエAかと思った。歌えるグループにちゃんと歌ってもらったやつを聴きたい…

2位 MONSTERS / BiSH

現場で観たときとても格好良かったので。OTNKとStory Brighterも大体同じくらいの位置。楽曲のクオリティの安定感は今のところBiSよりもBiSHな印象。

1位 元気売りの少女~浪花名歌五十選~ / たこやきレインボー

姉グループが色々試行錯誤してもがいている中、四女だけは一貫して笑顔元気ハイテンション関西系。勢いで押し切るスタイル。他グループの苦悩を見て疲れているとその前向き加減に救われる。ラストのDメロが格好良い。

 

来年もアイドルばかり聴いて生きてゆきたいです。ざんねーん!!

*1:作編曲の丸山真由子HΛLの元メンバー

氣志團万博2015(2日目)@袖ヶ浦海浜公園

1日目も行くつもりではいたんだけど、朝早くて面倒(で組)、どうせメインステージじゃないし(しゃち)という意識の低さで2日目だけ。観た演者は氣志團、DJダイノジエビ中ももクロ

ミュージシャンとしては三流、時代錯誤の寒いコミックバンド、辛うじて楽器ができるゴールデンボンバー、程度の認識だったし、生で観てもやっぱりその印象は変わらなかった。何で毎年この規模のフェスのオーガナイズが出来るんだろうとさえ思ったけど、MCで客や共演者にひたすら感謝する謙虚な姿だったり、絡むアイドルが口々に「翔さんはとにかく優しい、スゴイ」的な話をするのを見聞きしたりして綾小路翔人間力の高さは何となく理解できた気がする。

サマソニだったかカウントダウンジャパンだったかでアイドル曲を回して凄い沸き方をした、というのは聞いたことがあったのでそれを期待して観た。大谷がDJ、大地はエアギターと煽り、という役割分担。大谷が普通に下手糞でズッコケたけど、煽りの上手さもあって会場は盛り上がってた。

M01. READY STEADY GO
M02. What Happened To You
M03. PARTY PARTY
M04. MONSTER DANCE
M05. マグロに賭けた男たち
M06. うそつき。
M07. イケナイ太陽
M08. 創聖のアクエリオン
M09. 銀河
M10. 夜明けのBEAT
EN1. nerve

思い切りロック寄りのmixでいやいやアイドルは?と思っていたら最後の最後に特大のやつ突っ込んできて、今までどこに潜んでいたのか駆けつけてきたオタク達とエヴィゾる熱い展開があった。この日のアイドル枠を考えたらももクロエビ中のファンしか居ないはずだけど、怪盗でもMXでもなく、たった1曲で空気を作ってしまうnerveの魔力に改めて驚かされた。

可能な限り人波を掻き分けてステージテラカド(何でダチョウ倶楽部なのかは謎)の5列目くらいまでは辿り着いてさあ来いと構えていたら、自己紹介もそこそこに中央の花道に移動して怒涛の20曲ノンストップメドレー。結局出番が終わるまで花道から動かず、両手も満足にあげられないようなスペースで音だけ聴く羽目になった。完全ノンストップのメドレーには賛否あるようだけど、自分は(意図を理解したうえで)否定派。30分の持ち時間で20曲って、1曲あたり1~2分。どう頑張ってもAメロからサビまで。エビ中楽曲の打率の高さ、引き出しの多さを新規にアピールしたい気持ちは分かるけど、たかだか2分そこら聴いた程度で記憶に残せるひとなんてそうたくさん居ないのでは… 勿論既存ファンは満足にコールも振りコピもできずに不完全燃焼。どっちつかずの作戦ミスだと思った。

対してももクロは安定を取ったフェス仕様パッケージ。 

M01. Link Link
M02. words of the mind
M03. 愛羅武勇
M04. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
M05. SECRET LOVE STORY
M06. ツヨクツヨク
M07. 行くぜっ!怪盗少女

これが追うグループと追われるグループの違いかな、と思った。 ももクロはもうとっくに人生ゲームアイドル版を"上がって"いて、強くてニューゲーム状態。あとは表現力の向上だとかの話になっていて冒険する必要がない。言っても飽きられかけているので守る大変さみたいなものはあるんだろうけど。

この2グループの力関係が変わる日がいつか来るのかね。ゴールデンクロスポイントになり得るのは年明けのタイナマイトだと思っているので、そのへんに注目しています。

しゃちサマ2015@ラグーナビーチ

「ぶっちゃけ、今年はここに全力です。」というコピーのもと、特設サイトを立ち上げてフェス形式で出演者の告知をしてみたり、振付覚えてこいよと言わんばかりのメンバーによる踊ってみた動画、他にもスタッフUst、LINE動画等々、公演当日まで毎日のように何かしらのトピックがあって、ああ本当に気合い入れて作っているんだな…と期待したのも今は昔。終わってみれば過去最低クラスの出来だったのに、ネガティブな意見をあまり見ないので(ローカルアイドル板ではブッ叩かれてるのをちょっと見かけた)自分がダメ出しをします。

  • キャラクター不要説

M01. 乙女受験戦争
M02. アイドンケア
M03. トリプルセブン
M04. 野菜生活体操 feat.ウサビッチ,ウルフィ
M05. じりじり夏活委員会 feat. しまじろう
M06. いけいけハリウッド
M07. ちぐはぐ・ランナーズ・ハイ
M08. NIGI2 WONDERLAND
M09. BASYAUMA ROCK
M10. ソロシャッフルコーナー
・私がセンター(伊藤千由李
・ダンスセクション(坂本遥奈
・ビザです!(安藤ゆず
・永遠のトリニティ(秋本帆華)
・ら・ら・ら・アイドル(咲良菜緒)
天才バカボン(大黒柚姫)
Sweet Memories (メンバー全員)
M11. シャンプーハット
M12. 尾張の華
M13. 恋人はスナイパー
M14. ごぶれい!しゃちほこでらックス
出囃子
M15. 勝手にハイブリッド
M16. いいくらし
M17. JOINT
M18. ザ・スターダストボウリング
M19. 抱きしめてアンセム
M20. エンジョイ人生
M21. よろしく人類
M22. 夢の途中

ドアタマからブチ上げた後の4,5って必要?どう考えても浮いてる。夏活委員会でしまじろうを使ったのはキッズ層への訴求、と店長が何かのイヴェントで発言していた記憶があるけど、実際は大きなお友達が1~3とのギャップでポカーンとしていただけ。親子祭り的なことをやりたいのかもしれないけどこれが現実。そのあと天才浅野尚志のいいじゃないか収録曲を並べて「お待ちかねの浅野曲だぞ沸けよオラ」ということなんだろうけど、8,9はこの場で初披露。オタクはノレれずに中だるみへ…という、一つの誤った選択がライヴ全体に悪影響を及ぼした悲劇。

  •  ロケーションがそもそも悪い説

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自分はCブロックの前方に居ました。座席について文句を言うのってナンセンスなのは分かるけど、糞席の客を満足させられるかどうかでその公演の評価が大きく変わってくると思う。キャノン砲での放水が届いていたのはA,Bブロックの前半分、さらに下手側からの浜風で水が全部Bブロックに流れる、という… 後方のサブステ小さいし… 前週のファミえんが素晴らしかった分、似た演出でお寒いことになるとガッカリ度が大きい。

  • 良かったところもあった

ラスト、夢の途中の演出。(坂本さんを除いた)メンバー達はこの夏が高校生活最後の夏休みで、「夏らしいことがしたい」というくだりからキャンプファイヤーを囲んで打ち上げ花火が上がる中、大きなお友達の自分も失った青春を取り戻すノスタルジックな気分に浸っていたら、その雰囲気に水を差さないようにメンバーがそそーっとハケていたこと。ここでバイバーーイ!!ありがとーーー!!!とか言われていたらぶち壊しだった。バラード歌って大団円!感動したねーよかったねー的な流れがどうにも好きになれない自分だけど、この演出はナイス。

終わった直後はもっとボロクソに書いてやるつもりでいたけど、何だかんだで最後にフォローを入れてしまうのはまだ諦めきれていないからだと思う。

エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 長岡2015@国営越後丘陵公園

そういえばエビ中のワンマンって初めてだった。アルバム3枚(絶盤ベスト、中人、金八)はどれもそこそこ聴き込んだと言えるし、金八なんか今年イチの名盤だとさえ思ってるけど、フェス系のイヴェントで何度か見かけたときのステージは正直パッとしない印象だったのでこんなもんなのか、惜しいなあ、とは感じてたような気がする。この夏のメインは完全にしゃちサマだと思っていたし、良席(オールスタンディングなので良エリア?)で観られそうだから旅行ついでに遠出してもいいかな程度の心構えだった。行くまでは…

雨が降ったり止んだりする中、濡れたくねえなあ(フラグ)とか思いながら長岡駅からタクシーで30分くらい掛けて着いた会場がまあとにかく広い。公園入口からステージのあるエリアまで20分くらい歩かされたあと、エリア毎の入場待機列に並んでから開演までが1時間半。雨でぬかるみ気味の芝生に座るわけにもいかず、この時ばかりはリラックスエリアにレジャーシート敷いて寝そべってる人たちが羨ましくなった。

  • M00. 半世紀優等生オープニングアクトがあることは聞いてたけど、桜エビ~ずだとばっかり思ってた。ちょっとプログレッシブすぎて四つ打ちバカの自分は乗れなかった… ちなみに桜エビ~ずは終演後に出口付近で見送りに立ってた。
  • M07. 誘惑したいや:死ぬほど好きなんだけどタイミングがちょっと早いかと… 日没後にスターダストライト、PLAYBACKあたりと組み合わせて演られてたら絶頂してたと思う。ちょい残念ポイント。
  • Go! Go! Here We Go! ロック・リー~未確認中学生X~いつかのメイドインジャピャ~ン~放課後ゲタ箱ロッケンロールMX~金八DANCE MUSIC:間違いなく今回の一番の見どころ。尋常じゃない量のキャノン砲の放水でメンバーも客もずぶ濡れ。濡れたくないとかとても言ってられないのでもうヤケクソだった。目の前に陣取っていたおピンチケ様に呼応するようにこれまで地蔵だった周りの客も沸き出して異様なテンションだった。たまには大騒ぎもいいっすね。

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 放水を受けながら夕陽をバックに輝く廣田さんは神々しいまでの美しさで最高にエモーショナルでした。

  • M19. 出席番号の歌 その2:ただのネタ枠自己紹介ソングかと思ってたけど、パート毎のアレンジがそれぞれ凝ってて面白い。音源売って欲しい。
  • M23. ちちんぷい:ライヴじゃなくて楽曲へのコメントになってしまうけど、歌詞に「微レ存」とか使っちゃうのがたまらなく不快でいつも複雑な気持ちになる。そもそも魔法少女になり隊の"あの感じ"が嫌いだとか、ネットスラングをリアルに持ち込むことの気持ち悪さとか色々あるんだけど、もう微レ存って誰も使ってないでしょ。ピンポイントで時代を映す言葉って、その時代が過ぎるとあっという間に寒くなるというか、それに引っ張られて楽曲まで風化してしまう感じがして嫌だ。ダンソンコールだっていつまでやり続けるのか… 廣田さんの「前良し!後良し!発車しまーす」はたまらなく好き。

兎にも角にも中盤のアゲラッシュでの満足感/多幸感。「私たちを見て嫌なことを忘れて欲しい」っていうのはアイドルお決まりの文句だと思うけど、あの瞬間は確かにそれがあった。楽曲と演出、ロケーション、演者と客のテンションがここまで噛み合ったライヴはなかなかお目にかかれるものじゃない。行って良かったです。